9月も半ばを過ぎましたが、東京はまだまだ暑い日が続いています。山本ファミリア皮膚科 駒沢公園のお隣にある駒沢公園でも、まだセミの鳴き声が聞こえることがあります。
今年の夏は、例年以上に厳しい暑さでした。朝晩こそ少しだけ涼しさを感じられるようになってきましたが、身体のほうはまだ「夏モード」が抜けきっていない、という方も多いのではないでしょうか。そんなふうに季節の変わり目を感じるこの時期、肌や鼻に、ちょっとした違和感を覚える方がちらほらいらっしゃいます。
例えば、このような症状にお悩みの方はいらっしゃいませんか?
「夕方になると、なんだか目のまわりがかゆくなる」
「メイクのノリが悪いと思っていたら、頬がうっすら赤くなっていた」
「花粉症は春だけだと思っていたけど、秋もこんなにムズムズするなんて…」
9月以降に受診される方の中には、このように話される方が、徐々に増えてきます。これらは、今の時期から注意してほしい、秋の花粉症・花粉皮膚炎かもしれません。春と比べて派手な飛散ではないですが、秋の花粉(ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど)は、気づかないうちに肌や粘膜にじわじわと影響を与えていることがあります。特に、夏の紫外線や汗、エアコンで疲れた肌は、ちょっとした刺激にも過敏になりがちです。そこに花粉が触れると、肌荒れ・かゆみ・赤み・乾燥といった「秋の花粉皮膚炎」が、少しずつ始まっていきます。
■夏の疲れをリセットしながら、秋を心地よく迎えるために
秋のお肌のトラブルの原因のひとつについて、少しお話ししましょう。実は、例年の厳しい夏の暑さは、肌だけでなく身体全体にも大きな負担をかけています。8月が終わり、9月に入っても「なんとなくだるい」「疲れが抜けない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
真夏の強い紫外線や汗、冷房による乾燥などが重なると、肌のバリア機能はかなり弱まってしまいます。さらに、身体も暑さで消耗し、血の巡りが悪くなっていると、肌に必要な栄養や水分が届きにくくなるため、肌荒れ・乾燥やかゆみ、赤みといったトラブルが起こりやすくなります。このような状態で、秋の花粉が飛び始めると、刺激に敏感になった肌が過剰に反応してしまい、いわゆる「花粉皮膚炎」を引き起こすことがあります。
山本ファミリア皮膚科 駒沢公園でも、夏の終わり頃から「なんだか肌がピリピリする」「目まわりやほっぺがかゆくなってきた」などのご相談が増えてきます。これらは、肌のバリア機能が弱ってきているサインの可能性があります。
そんな時は、まずしっかりと保湿すること。肌のうるおいを取り戻し、刺激から守る準備をしてあげましょう。乾いたスポンジが水を吸うように、肌もしっかりうるおいを与えてあげることで、少しずつ整ってきます。肌のトラブルが出る前に、「夏の疲れをリセットしておく」という意識が、秋を気持ちよく過ごすための鍵になります。
➤ こちらからウェザーニュースの花粉カレンダーがチェックいただけます。全国の地域ごとに花粉の時期がひと目でわかる便利な情報が掲載されています。早めの花粉対策にぜひご活用ください。
■ 花粉症対策は春と同じでいいの?
花粉症と聞くと、つい「秋も、春の花粉症と同じ対策でいいの?」と思われる方も多いかもしれません。実は、秋の花粉は春のスギ花粉とは種類が違い、肌や粘膜への刺激も異なります。特に夏の紫外線や汗で弱った肌には、より敏感に反応しやすいことがあります。当院では、秋の花粉症に対しても、肌の保湿とバリア機能の強化を大切にしています。山本ファミリア皮膚科 駒沢公園における、花粉皮膚炎対策を簡単におさらいしましょう。
1. 保湿をしっかり行いましょう
洗顔後や外出後に保湿クリームを使い、肌の水分をしっかり守りましょう。花粉の季節は特にこまめにケアすることが重要です。
2.生活習慣を見直しましょう
冷えや寒さは肌を乾燥させやすいので、体を温める食事や漢方で血流を整えることも効果的です。
3.体内の血流を整えましょう
血流の滞り(瘀血・「おけつ」と読みます。簡単に言うと血の巡りが悪い状態)が原因の場合もあります。当院では患者様の症状に合わせた保険適用の漢方薬をご提案しています。漢方は体の内側から血の巡りを良くして、乾燥やかゆみを和らげるのに役立ちます。
➤ さらに詳しくは、是非こちらのコラムをお読みください。花粉皮膚炎対策は、「肌ケアの外的アプローチ」+「身体の内側からの内的アプローチ」で徹底ケア!についても解説しています。
また、肌に優しいクリニック専売の化粧品も取り扱っており、敏感になった肌を守りながら毎日のケアがしやすくなるようサポートしています。内側のケアでは、春と同じく漢方薬が頼もしい味方。身体の冷えや血流の悪さ、ストレスによる自律神経の乱れは、秋の花粉症の症状を悪化させることがあるため、漢方で体のバランスを整えることをおすすめしています。秋の花粉症・花粉皮膚炎にお困りの方は、駒沢大学駅近くの山本ファミリア皮膚科 駒沢公園にお気軽にご相談ください。季節ごとの体調や肌状態を見ながら、最適なケアを続けていきましょう。
➤ 山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の「花粉症・花粉皮膚炎の治療」のページはこちらからご覧いただけます。
「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」は東急田園都市線の駒沢大学駅が最寄り駅です。
東京都目黒区・世田谷区の東急田園都市線の駒沢大学駅、三軒茶屋駅、桜新町駅、用賀駅、または東急東横線の都立大学駅、学芸大学駅、自由が丘駅、また東急大井町線沿線からたくさんご来院いただいております。特に、定期的に通院可能な近隣(主に世田谷区の駒沢・深沢・上馬・下馬・野沢・弦巻・新町、目黒区の東が丘・八雲・柿の木坂)にお住まいの方々を中心に、大田区、渋谷区、品川区、川崎市、横浜市など幅広い地域からもご来院いただいています。
駒沢大学駅は、東急田園都市線で渋谷から3駅と近く、都心からのアクセスも便利です。また、自由が丘駅や田園調布駅からは、東急バスでのアクセスも便利です。
スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。