6月も半ばになり、山本ファミリア皮膚科 駒沢公園のお隣にある駒沢公園の木々も日に日に緑が濃く、公園散策が楽しい季節になりつつあります。ただ一方で、雨や湿気の多い、ジメジメとすっきりしない天気の日も増えてきましたね。
そこで、今日は梅雨のジメジメとお肌のトラブルのお話しです。
梅雨のジメジメした湿気と気温の上昇で、肌のベタつきや毛穴のざらつきが気になり始める方も多いのではないでしょうか。この時期は汗をかく機会が増え、特に鼻や額の毛穴が目立ってしまうことも少なくありません。汗と毛穴の関係を知っておくと、トラブルを未然に防ぎやすくなります。
例えば、以下はこれまでに山本ファミリア皮膚科 駒沢公園にいらっしゃった患者様の例ですが、まずは20代の女性の患者さま。普段はあまり肌トラブルがないのに、梅雨の時期になると鼻まわりの毛穴が黒ずみやすくなり、メイクのノリも悪く感じるとのことでした。また、50代の女性の患者さまは、湿度の高い日が続くと額や頬の毛穴が開いて目立ち、肌のハリも失われていると感じていらっしゃいました。
このような肌の変化に悩まれる方は、この季節に特に増えている印象があります。汗や皮脂の増加により毛穴トラブルが起きやすいため、早めのケアが大切です。次に、そんな毛穴トラブルを防ぎ、改善するための具体的なケア方法についてご紹介します。
◆汗と皮脂が招く夏の毛穴トラブル
まずは、汗と毛穴の関係について基本的なところから整理してみましょう。
まず毛穴には、実は私たちの肌にとってとても大切な役割があります。汗や皮脂を外に出す“出口”として働いていて、特に顔のTゾーンや鼻まわりは皮脂腺が多いので毛穴が目立ちやすいのです。皆さんも、朝は気にならなかったのに、午後になると鼻まわりの毛穴が気になってしまうこと、ありませんか?
体には主に2種類の汗腺があって、全身にあるエクリン汗腺はサラッとした汗をかいて体温を調節してくれます。一方で、腋やデリケートゾーンにあるアポクリン汗腺は、少し特別な汗を出していて、汗のニオイの原因になることもあります。普段私たちがかく汗のほとんどは、体温を調節するエクリン汗腺からのものなのです。
汗そのものは体にとって欠かせないもので、熱がこもらないようにしてくれる大切な存在です。ただ、汗が肌の上に長く残ってしまうと、汗の中に含まれる塩分や老廃物が肌に残ってしまって、角質が厚くなったり、肌がザラザラしたり、くすみの原因になったりします。皆さんも、湿気が多い日に肌がなんとなくベタついてざらつくなと感じたこと、ありますよね。さらに湿気の多い季節は肌がふやけやすくなり、そのせいで毛穴が開いたままになってしまうことも多いのです。
そして、汗だけでなく皮脂も増えやすいこの時期は、汗と皮脂、そして空気中の汚れが混ざって毛穴に角栓ができやすくなります。角栓は時間が経つと酸化して黒ずみの原因に。毛穴が詰まったままだと、白ニキビや炎症性ニキビになってしまうこともあります。紫外線の影響で角質が硬くなると、詰まった皮脂や汚れがなかなか外に出ていけず、毛穴の開きがさらに目立ってしまう…そんな悪循環に陥りがちなのです。皆さんも、ふと鏡を見ると毛穴が気になってつい触ってしまった、なんて経験、ありませんか?
◆肌を守るためのやさしいケアと医療機関(クリニック)での治療
✦ピーリング石鹸
こうした毛穴トラブルが気になる季節には、まず簡単な方法として、日々のホームケアに「ピーリング石けん」を取り入れるのもひとつの方法です。
山本ファミリア皮膚科 駒沢公園では、手軽に取り入れていただけるピーリング石鹸をご用意しています(10g 310円税込、100g 1760円税込)。
泡立てネットなどを使ってよく泡立てたら、その泡を顔全体にやさしくなじませてください。ゴシゴシこすらず、泡を転がすように、Tゾーンから外側に向かって円を描くように洗うのがポイントです。「鼻 → 額 → 頬 → 口もと → 目の周り」と、やさしく順番に泡をのせていくようなイメージで行ってみてくださいね。
ピーリング石鹸で作った泡を少し長めに肌にとどめておくと、ピーリングの効果が高まります。時間に余裕のあるときは、泡をのせたまま2~3分パックするのもおすすめです。ただし、目元や口元など皮膚が薄い部分は避けて、週に1〜2回を目安に取り入れてください。やりすぎてしまうと、乾燥や赤みなどのトラブルにつながることもあるので、肌の様子を見ながら無理のない頻度で行いましょう。
実は、目には見えにくくても、毛穴の入り口に古い角質や皮脂が少しずつたまっている「浅い毛穴詰まり」は意外と多いものです。肌がざらついたり、メイクのノリが悪く感じたり、触ると細かいブツブツがあるような気がする…。そんなときは、ピーリングがとても有効です。ホームケアで落としきれない毛穴の汚れも、少しずつ取り除いてくれるので、毛穴が詰まる前の“予備軍”対策としてもおすすめしています。
✦レーザーフェイシャル
一方で、鏡を見たときに毛穴がはっきり開いて見えるような状態になると、それは「やや深い毛穴詰まり」が起きているサインかもしれません。毛穴の奥深くに皮脂や角質が長くとどまると、毛穴自体が広がり、見た目にも目立ってしまうのです。こうした状態には、ホームケアだけでは届きにくいため、山本ファミリア皮膚科 駒沢公園では「レーザーフェイシャル」という医療の力を使った治療をご提案することがあります。お肌全体にやさしいレーザーを当てることで、コラーゲンの生成が促され、毛穴のまわりにハリが生まれ、広がった毛穴も少しずつ引き締まっていきます。ダウンタイムがほとんどなく、痛みも少ないため、初めての方にも受けていただきやすい治療です。
毛穴の詰まりは、ただ見た目の問題だけではなく、将来的なニキビの原因にもなりかねません。気になりはじめた今のうちに、日々のケアに加えて、必要に応じてクリニックでのサポートも受けていただくと、より安心して夏を迎えられると思います。季節が変わるこのタイミングで、肌との付き合い方を見直してみませんか?
◆当院(山本ファミリア皮膚科 駒沢公園)でご案内しているホームケア化粧品は、以下のページでご紹介しています。ピーリング石鹸は、ページの後半に掲載されていますので、ぜひご覧ください。
◆当院(山本ファミリア皮膚科 駒沢公園)のレーザーフェイシャルページはこちらからご覧いただけます。
「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」は東急田園都市線の駒沢大学駅が最寄り駅です。
東京都目黒区・世田谷区の東急田園都市線の駒沢大学駅、三軒茶屋駅、桜新町駅、用賀駅、または東急東横線の都立大学駅、学芸大学駅、自由が丘駅、また東急大井町線沿線からたくさんご来院いただいております。特に、定期的に通院可能な近隣(主に世田谷区の駒沢・深沢・上馬・下馬・野沢・弦巻・新町、目黒区の東が丘・八雲・柿の木坂)にお住まいの方々を中心に、大田区、渋谷区、品川区、川崎市、横浜市など幅広い地域からもご来院いただいています。
駒沢大学駅は、東急田園都市線で渋谷から3駅と近く、都心からのアクセスも便利です。また、自由が丘駅や田園調布駅からは、東急バスでのアクセスも便利です。
スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。